大川・柳川

大川・柳川

01 匠の技と城下町の風情に浸る

  • ●小型車タクシー(最大4名乗車) JPY20000
  • ●ジャンボタクシー(最大9名乗車)JPY30500

5時間

福岡から車で約1時間走ると、筑後川の上流の木材が集まり、家具の街として発展した大川市があります。国内有数の家具の街として市内には家具メーカー・建具工場が溢れています。最近、建具の特殊技法“大川組子”が注目を集めています。300年以上受け継がれる伝統工芸です。ここでは大川組子の“匠”を訪ね、その技を見学します。
また、隣の柳川市は柳川城を囲むように総延長930㎞の水路は配置されている“水郷 ”です。タイムスリップしたような城下町の風景の中を小舟で流れるようにくだる水遊び・川下りをお楽しみください。

組子工房見学 300年以上前から今なお発展を続ける緻密で精密な匠の技

飛鳥時代を代表する建物である法隆寺金堂にも使われている「組子細工」は、この時代に中国から社寺仏閣の建物 の一部として、日本に伝わったとされています。今のような繊細な組子細工に発展したのは、鉋や鋸などの道具の伝来・発達の影響を受けて、18世紀以降と思われています。

大川は筑後川上流・日田の木材の集積地として木造船づくりから始まり家具の街へと発展しました。大工職人や家具職人など木工業が分業化されるとともに建具生産高が日本一を誇る様になりました。建具を釘を使わずに木と木を組み付けて作る技法のひとつが組子細工です。
「大川組子」は欄間や床の間を飾る伝統工芸品として300年以上の歴史を持っています。細くひき割った木に溝・穴・ホゾ加工を施し、木を数ミリ単位まで薄く、細く削り、釘を一切使わず組み付ける繊細で精密な匠の技です。さまざまな鉋を使い分け、指先にも満たないほどの小さな葉っぱと呼ばれるパーツを作ります。薄いもので0.01ミリ。力が入りすぎれば折れてしまいます。この葉っぱを「地組」と呼ばれる木枠の中に、ひとつひとつはめ込んで図柄を作っていきます。図柄のパターンは「麻の葉」や「胡麻殻」、「八重桜」をはじめ200種類以上にもおよび、現在も職人達の研鑽により新しい図柄が生み出されています。
JR九州のクルーズトレインの建具に採用されて脚光を浴びました。

今回、見学に行くには「木下木芸」。大川でも珍しい組子を専門とする工房です。
JR九州の「ななつ星in九州」や「或る列車」などの客室装飾にも採用された実績を持っています。
工場では職人達の繊細な指先で「葉っぱ」が組み込まれ、組子が完成していく様子を見学することが出来ます。

また、新たに新設されたショールームでは組子建具をはじめ、テーブルや照明器具などが展示され、手に触れて観ることが出来ます。表と裏、左右、上下など見る方向で違った表情を見せる大川組子。1つの作品の中に、複数の図柄が組み込まれているのがわかります。
照明器具は製品化されていて、購入することも出来ます。

大川組子細工
大川組子細工
組立風景
組立風景
木下木芸 オリジナルライトボックス
木下木芸 オリジナルライトボックス
木下木芸 コースター&トレイ
木下木芸 コースター&トレイ

組子製作体験 オリジナルコースターづくり、匠の技にチャレンジ

カットされたキットを組み立ててオリジナルのコースターづくりにチャレンジします。テーマは麻の葉紋様。日本独特の正六角形を基本にした幾何学紋様で魔除け、厄除けの紋様として古くから使われています。
アレンジによっては違った仕上がりも楽しめます。
会場のWoodwork Museumは木工を中心にしたセレクトショップ。組子細工をはじめ大川の木工家具や陶磁器などセンスの良い商品が展示販売されていて、購入することも出来ます。

体験キットパーツ
体験キットパーツ
組立るとコースターのできあがり
組立るとコースターのできあがり

柳川・川下り 船頭さんの竿さばきと季節折々の風情を楽しむ

柳川は約400年前の柳川城築城の際に、敵から城を守るために人工的に堀割と呼ばれる水路が整備されました。敵が攻撃してくると水門を閉め、堀割の水を溢れさせ敵を退却させる設備です。堀割の総延長は930Km 、堀割に沿って街は発展し、柳川の人々の暮らしと密接につながっていました。

柳川はこの堀割で「水郷 」と呼ばれています。
どんこ舟と呼ばれる小舟に乗ってお堀を巡る「川下り」が楽しめます。どんこ舟は熟練した船頭さんの見事な竿さばきで掘割をゆったりと進み、頭スレスレの橋をくぐったり、堀沿いの名所・旧跡や赤煉瓦倉庫やなまこ壁の土蔵など、城下町の面影を残す町並みを川面に近い低い目線から見物することが出来ます。また、柳川は縁の文人たちが多く、その碑があちこちに建っています。

春にはさげもん(柳川地方の雛飾り)に桜。初夏の花菖蒲、夏の納涼船。秋の紅葉、冬の寒い時期には暖を取るこたつ舟と四季折々の風景、風情が楽しめます。

コース途中には水上売店があり、舟を近づけて飲み物やおやつを購入、どんこ舟でいただけます。

舟を巧みに操る船頭さんは20代から80代まで約100人。道中の観光ガイドはもちろん、のど自慢の船頭さんは柳川ゆかりの北原白秋の童謡や地元の民謡を熱唱してくれます。
舟の上からゆったりと流れる城下町の風情をお楽しみください。

柳川城堀水門
柳川城堀水門
水門くぐりや橋くぐりが楽しめる
水門くぐりや橋くぐりが楽しめる
水上売店
水上売店
川下り風景
川下り風景
日本の伝説上の動物「河童」の石像がお出迎え
日本の伝説上の動物「河童」の石像がお出迎え

柳川藩主立花邸・御花、江戸時代からの殿様の邸宅でくつろぐ

川下りの終点近くにある建物が御花です。「御花」は柳川藩主立花家の邸宅でした。当時、この辺りが「御花畠」と呼ばれたことから地元の人は親しみを込め「御花」と呼ぶようになりました。本館、西洋館、日本庭園の松濤園から成り、現在は料亭旅館、レストラン、結婚式場として使われています。

大広間に面する明治日本庭園は「松濤園(しょうとうえん)」といわれ、池庭に大小の中島や岩島を配置して大海を象徴し、1500個の庭石と280本の松から成り立つ華麗なものです。「松濤園」は、明治43年に十四代立花寛治伯爵によって整えられました。平成23年には松濤園を含む御花の敷地全体が「国指定名勝 立花氏庭園」として国の文化財指定を受けました。

「西洋館」は明治43年に立花家の迎賓館として建てられた、鹿鳴館様式の流れをくむ伝統ある建物です。当時は要人たちを迎えた園遊会が催され、その美しさは、明治の面影を今に伝える柳川情緒のシンボルとなっています。当時すでに自家発電所を設け、輸入品のシャンデリアや電気器具を使っていました。今もランプシェイドなど多くの設備が当時のままに残されています。

レストランでは、柳川名物のうなぎのせいろ蒸しをはじめ、ここでしか味わえない有明海の珍味を味わうことが出来ます。

館内には立花家史料館があり、柳川藩初代藩主・立花宗茂が着用した甲冑をはじめ、 藩主夫人の婚礼調度、 装束、 茶道具など、400年以上にわたって伝えられた立花家の歴史史料が展示されています。 特に江戸時代の精巧なひな人形とその調度は全国的にみても貴重なコレクションです。

※別途入園料 が必要(松濤園、西洋館、立花家史料館 入園)
一般500円 小中学生200円

御花・正門と西洋館
御花・正門と西洋館
日本庭園 松濤園
日本庭園 松濤園
立花家史料館に飾られた甲冑
立花家史料館に飾られた甲冑
柳川名物の鰻のせいろ蒸し
柳川名物の鰻のせいろ蒸し

オプション 別途運賃が発生します。

醸造酢メーカー 庄分酢

大川・榎津の醸造酢メーカーの工場見学。
日本の酢は米から造った米酢が基本です。古来中国から伝わった製法を日本人が長い年月をかけて改良してきたといわれています。
この地方は筑後川の良質の水に恵まれ、米どころでもあります。周辺にも酒造メーカーが点在します。庄分酢は三百年来の伝統の加え、有機農法の玄米を使用するこだわりの醸造酢メーカー。製品はコクのあるまろやかな酸味が特徴です。

店内には直売コーナーもあり、庄分酢伝統の有機酢から飲用酢までたくさんの製品が並べられています。
ダイエットや血圧の低下を促すと言われる健康に良いとされる酢を試飲しては如何ですか?

また、築250年の町屋づくり社屋は、大川市の指定文化財に指定されている趣のある建物です。
この2階に直営のビネガーレストランがあります。お酢を使ったランチ、ディナーが楽しめます。

長年使い込まれた樽
長年使い込まれた樽
店内には売店もあります
店内には売店もあります
古民家の屋根裏のレストラン
古民家の屋根裏のレストラン
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