宮島・岩国

宮島・岩国

01 日本の建築遺産を訪ねて

  • ●小型車タクシー(最大4名乗車)JPY36,300
  • ●ジャンボタクシー(最大6〜9名乗車)JPY47,450
  • 高速道路通行料および駐車料/約2,130円が別途掛かります。他の交通機関運賃・施設入場料・体験料等は詳細ガイドを参照ください。

6時間

広島を代表する観光スポット・宮島へは、宮島口フェリーから高速船で約10分。海に浮かぶ大胆な構成の寝殿造りで知られる厳島神社は、日本三景のひとつで世界文化遺産です。
また、広島市から車で1時間ほどの岩国市には、四季折々の美しさを見せる日本屈指の木造橋である錦帯橋、桃山風南蛮造りの岩国城があり、日本独自の建造物を見ることができます。

神の島「宮島」と世界遺産「厳島神社」

宮島の正式名称は「厳島」。周囲30kmほどの小さな島です。
古代から島全体が神として敬われ、神社(お宮様)が祀られているので「宮島」と呼ばれています。

宮島のシンボルでもある朱塗りの大鳥居は、現在8代目。その高さは16m、奈良の大仏と同じ高さだといいます。重量は約60トン、鳥居の内部に石を詰め込み重くすることで自立しています。鳥居を海底に埋めなかったのは、“神である島に杭を打ちつけるわけにはいかない”という理由から。そこに住む人々の信仰の厚さを感じます。通常は海に浮かんでいますが、潮が引くと大鳥居まで歩いていくことができます。
厳島神社は、大和時代の安芸の豪族・佐伯鞍職によって推古天皇元年(593年)に創建されたと伝えられています。その後、1146年に平清盛が安芸守に任官され、平家の守護神として尊崇されることになります。今の寝殿造りもこの頃に造営されたといわれ、災害により何度か建て替えられていますが当時の姿を継承しています。
潮が引くと高床式であることが分かる本殿は、満潮になると床近くまで海面が迫ってきます。床板の板と板の間は少しだけスペースをとり、台風などでの波の力を逃がす構造になっています。また、この床板は釘を使わずに造られています。

厳島神社周辺では、日没後にライトアップが行われ、幻想的な景色を見ることができます。朱塗りの社殿を中心とした厳島神社の景観は、潮の満ち引き、昼夜、四季折々に変化に富み、いつ訪れても飽きることはありません。

厳島神社へは、宮島桟橋から歩いて約15分。神社までは表参道商店街を歩いていきます。参道にはお土産屋や食堂、旅館などがズラリ。日本の商店街の雰囲気を楽しむことができます。
厳島神社の背後には、標高約535mの弥山がそびえ、巨岩のアーチや奇岩があり、独自の景観をつくり出しています。弥山へはロープウエイで行くことができ、展望台(標高430m)からの眺望もおすすめです。また山頂までの登山コースも複数あり、人気を集めています。
また宮島では、火渡り式や桃花祭御神能、玉取祭といった厳島神社の行事、宮島水中花火大会や鎮火祭といった島内の祭など季節ごとに多彩なイベントが開催されます。

※厳島神社拝観料 大人 300円
※宮島フェリー 大人往復  360円

厳島神社のシンボル・朱塗りの大鳥居
厳島神社のシンボル・朱塗りの大鳥居
寝殿造りの社殿も朱塗り
寝殿造りの社殿も朱塗り
満潮時は床板まで海面が迫る
満潮時は床板まで海面が迫る
日本で唯一、海に浮かぶ能舞台
日本で唯一、海に浮かぶ能舞台
平清盛と鹿がお出迎え
平清盛と鹿がお出迎え
宮島口-宮島間は約10分
宮島口-宮島間は約10分
観光客で賑わう表参道商店街
観光客で賑わう表参道商店街

他に類を見ない日本三大奇橋「錦帯橋」

「錦帯橋」は、日本三名橋、日本三大奇橋に数えられる他に類を見ない5連の反り橋です。
江戸時代、岩国3万石を与えられた吉川広家は、錦川を天然の外掘とし、内側に役所や上級武士の居住区を、対岸に中下級武士や町民の居住区を置く城下町を築きました。しかし川幅200mの錦川は急流になりやすい形状で、出水のたびに橋が流出。川で二分された城下町を治めるのに苦労した岩国藩は、流されない橋の研究を続けました。

岩国3代領主の吉川宏嘉により今の原型となる木造橋が造られたのは1673年でした。しかし完成するも洪水で流出。さらなる改良が加えられ1674年に再建されました。この時の橋は1950年の台風で流出するまで276年間、改良や定期的な架け替え、橋板の張り替えを重ねています。
そして1953年に再建。2002年から劣化部分を架け替え、2004年に完成しました。木造部分の架け替えは、江戸時代から橋大工が代替わりで行ってきた伝統事業です。
現在の橋の長さは、橋面に沿って210m、幅は5m、橋台の高さは6.6m。巻きガネとカスガイを使った木組み技法で造られた世界的にも珍しい5連構造。橋上からの圧力で強度が増す仕組みとなっています。その精巧で独創的な反り橋の構造をぜひお確かめください。

また、橋の構造だけでなく、錦帯橋を中心とした四季折々の風景も多くの人を魅了しています。春には約3000本のソメイヨシノが咲き、夏には遊覧船に乗って花火や古式鮎漁のう飼を鑑賞、秋には赤く染まった紅葉が橋を彩り、冬には雪景色を見ることもできます。

※錦帯橋入橋券 大人300円
※セット券(錦帯橋・岩国城ロープウエイ・岩国城) 大人940円

流されない橋・錦帯橋
流されない橋・錦帯橋
独創的な構造でつくられている
独創的な構造でつくられている
階段状で少し歩きにくい歩道部分
階段状で少し歩きにくい歩道部分
錦帯橋肩の岩国城がベストショット
錦帯橋肩の岩国城がベストショット
錦帯橋全景
錦帯橋全景

日本100名城 珍しい南蛮造の「岩国城」

1608年、江戸時代の初代岩国藩主の吉川広家が錦川を天然の外掘として築城したのが「岩国城」です。しかし幕府の一国一城令により1615年に取り壊しとなります。
現在の天守は、1962年に「天守構造図」という絵図のもと四重六階の桃山風南蛮造(最上階を下階より大きく造り屋根を省略する様式)に外観復元されたものです。天守内には、刀剣や武具甲冑などが展示されています。この復元の際、錦帯橋からの眺めを考慮し、本来あった位置よりやや南側に移動して建てられました。2006年には日本100名城にも選定されています。
1615年の取り壊しでは、天守台も石垣も破壊されましたが、実は下部の約4分の1は地中に埋まって残っており、1995年に古式穴太積石垣が発掘復元されました。城の東側の石垣、北ノ丸の石垣は取り壊しを免れ、当時の姿を残しています。

岩国城のある城山山頂へは錦帯橋近くの吉香公園からロープウエイで登るのが便利です。岩国城へは山頂駅から歩いて約10分。展望台となっている天守からは錦帯橋はもちろん、錦川や岩国の城下町が一望できます。

「愛妻家テミル原則」のゲート
「愛妻家テミル原則」のゲート
山頂駅から木立の間を5〜6分
山頂駅から木立の間を5〜6分
麓の武家屋敷
麓の武家屋敷
城壁をイメージした公園の噴水
城壁をイメージした公園の噴水
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