伝統的建造物巡り

10伝統的建造物巡り

  • ●加賀の國観光グランキャブ 最大6名乗車 37,000円
  • ※上記料金には、入場料・体験費用・有料道路代・駐車料金・他の交通機関の料金は含まれておりません。
  • ※所要時間は出発地および到着地で異なるため標準所要時間となっています。申込時にご確認ください。

4時間

「江戸時代の商家・庄屋」、「山村の炭焼き集落」、「沿岸の船主集落」など当時の建造物が残り、昔ながらの景観を保っている地区や国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている地区があります。江戸時代からの建造物を見て歴史や当時の文化に想いを馳せる。これも加賀の國ならではの楽しみのひとつです。

間口13.5mの大型町屋『重要文化財 喜多家住宅』 旧魚住家住宅とどちらか選択

喜多家は江戸中期に禄を離れ野々市で灯油の製造販売を生業とし、屋号を油屋といい幕末からは酒造業を営んだ旧家です。
1891(明治24)年野々市の大火で罹災し、現住居の新築にあたって金沢市材木町の醤油屋の主屋を買い求め移転、同年11月に完成しました。
この住宅は、通りに面して間口7間半もある大型町家で、奥行き7間にわたって2階を設けています。移築の際に、座敷周りが整備されたほかは移築前の旧態を各部によく残しています。
構造手法から推測すると19世紀中ごろに造られたようです。平面は通り土間式で、土間沿いは前面に板敷きの帖場(みせ)、奥に5間通しの広い「おえ」があります。土間境は間仕切りを作らず、上がり框(かまち)だけで開放的になり、広い空間を演出しています。
また2階が設けられず吹き抜けになるので、縦横に架けられた大梁や梁行に架かる二重梁、三重梁、その間に2段に貫が通る小屋束などの構造が仰ぎ見られ、意匠的にも洗練されています。通りに面した外観は、細い縦格子や庇(ひさし)の「さがり」、二階の妻にみられる腕木に支えられた袖壁など、加賀の町家の典型的なものであり、また建物自体も上質で、石川県で遺存する町家の中では年代も古い貴重なものです。

13.5m大きな間口の町屋(喜多家)
13.5m大きな間口の町屋(喜多家)
土間から上がり框の広い空間
土間から上がり框の広い空間

江戸末期の複合建築『旧魚住家住宅(野々市市郷土資料館)』 喜多家住宅とどちらか選択

村の商家で、1900(明治33)年に野々市市に移築されました。この建物は、表構えが平入りの町家で、切妻の見える奥からは田の字形の間取りを持つ農家という独特な複合建築です。
旧魚住家内は、野々市市の郷土資料館として公開しています。奥の展示棟では、昔の米作りに関する農具や、使われることのなくなった生活道具などを展示しています。

郷土資料館として保存公開
郷土資料館として保存公開
美しい縦横の梁
美しい縦横の梁

加賀橋立伝統的建造物群保存地区

加賀市橋立は、茅葺民家が建ち並ぶ半農半漁の集落でした。18世紀半ばから北前船の船主となる者が現れ、橋立地区は次第に北前船にかかわる人が居住する集落へと発展しました。1796年(寛政8年)には船主34名と船頭8名が確認されています。
北前船とは、江戸後期から明治時代に大阪・北海道を命がけで往復し、多大の富を得ていた買い積み船です。船主が荷主として各港で物を売り買いしながら航海する商売の形態で、うまくいけば莫大な利益を生むが、失敗すれば大損。遭難すれば命を落とす危険に晒される、まさに「板子一枚下は地獄」という商売です。

橋立地区は1872年(明治5年)の大火でも速やかに痛手から立ち直り、より豪壮な住宅を再建し復興を遂げました。その豪邸の数々は、その昔「日本一の富豪村」呼ばれました。
その後、汽船や鉄道輸送が発達したため、北前船は輸送の主役の座を追われ、明治後半から船主や船数が減少し衰退していきました。
多くの船主たちが住み、船主屋敷が残る集落景観が、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
縦板張りの主屋や土蔵は、周囲を塀や石垣で囲み、建物や塀の基礎石、石垣、参道や宅地の石段や石敷には淡緑青色の笏谷石(しゃくだにいし)が使用され、集落全体に柔らかな質感と独特な風合いが残っています。

加賀市橋立地区
加賀市橋立地区
縦貼りの板塀が並ぶ通り
縦貼りの板塀が並ぶ通り
公開されている船主屋敷
公開されている船主屋敷

北前船の里資料館

「北前船の里資料館」は、1876年(明治9年)、橋立の北前船主酒谷長兵衛(さかやちょうべい)が建てたものです。酒谷家は江戸時代から明治時代にかけて6隻の船を所有し、巨額の富を築きました。

敷地面積は約1,000坪、オエと呼ばれる30畳の大広間には8寸(約24cm)角のケヤキの柱、巨大な松の梁、秋田杉の一枚板の大戸など、最高級の建材を使った建物からは、船主の豪勢な暮らしぶりをうかがい知ることができます。

加賀市橋立地区と北前船の里資料館を観光ガイドの案内で散策できます。事前にご相談ください。

※ガイド案内/可(交通費として1,000円が必要)
※拝観料 大人 600円[入館料] 大人/300円

北前船の里資料館
北前船の里資料館
資料館内部
資料館内部
主家を囲む高い板塀
主家を囲む高い板塀

加賀東谷重要伝統的建造物群保存地区

保存地区は、加賀市南東部の山間部に位置し、大日山を源とする動橋川と杉ノ水川の上流域に点在する、荒谷(あらだに)、今立(いまだち)、大土(おおづち)、杉水(すぎのみず)の4集落から成っています。
この地区では江戸時代より木炭生産を主要産業とし、炭焼きを続けてきました。今でも、明治前期から昭和30年代までに建てられた赤瓦の屋根に煙出しを設けた農家が残り、周辺の自然環境とともに独特な集落景観を見せています。
文化財的価値が認められ、2011(平成23)年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

※ガイド案内/可(別途1,000円が必要)

特徴ある赤瓦の屋根
特徴ある赤瓦の屋根
主屋2階に見える煙出し
主屋2階に見える煙出し
道路沿いに並ぶ主家
道路沿いに並ぶ主家
TOPへ