北九州の歴史を知る!記念館巡り

6時間

04 北九州の歴史を知る!記念館巡り

  • ●小型車タクシー(最大4名乗車)JPY16,320
  • ●ジャンボタクシー(最大6〜9名乗車)JPY24,880

明治の文豪・森鴎外や日本文学の巨人・松本清張ゆかりの地であり、またウォシュレットでお馴染み、世界の水まわり環境を牽引するTOTOや、本タクシートリップを企画する第一交通産業の発祥地でもある北九州。本コースは、各地に点在する個性あふれる記念館・企業ミュージアムを巡り、文学の世界や快適な暮らしを支える企業の興味深い歴史をたどります。

膨大な資料で文豪を紹介する「松本清張記念館」

 松本清張は「点と線」「砂の器」など数々のベストセラーを世に送り、40余年の作家人生で千篇もの作品を生み出した戦後の日本文学の巨人です。

 松本清張記念館は、そんな小倉出身の松本清張の偉大な業績を称え、後世に継承するため、松本清張の七回忌にあたる1998年8月に開館しました。

 1階の展示室「松本清張の世界」は、巨大な年表をはじめ、現代小説・推理小説・歴史小説と時代小説・現代史・古代史・松本清張フィルモグラフィの6ジャンル別に清張文学の全容を紹介するなど、ファン必見のラインナップ。
ノンフィクションの代表作「日本の黒い霧」をテーマにしたオリジナルドキュメンタリー映像を見ることができます。

 2階にある「思索と創作の城」は、松本清張が亡くなった時の形を生誕の地に移したもの。
書斎や書庫、資料室、応接室が再現され、清張が創作に没頭した空間を垣間見ることができる展示室です。
ちなみに書庫には、約2万3000冊の蔵書が収められています。

 地下には企画展示室や映像ホールがあり、その時々に興味深いイベントが開催されています。また、読書室や休憩コーナーもこちらにあるので、時間が許すなら懐かしい作品に目を通してみてはいかがでしょう。

 ミュージアムショップには、記念館刊行物や書籍の他、しおりやポストカードなど、ここでしか手に入らないオリジナルグッズもあるので、清張ファンは要チェックです。

[観覧料] 一般 大人  600円
中学生 360円
小学生 240円
休館日 12月29日・30日・31日
小倉城公園の一角に佇む記念館
小倉城公園の一角に佇む記念館
定期的に企画展が催されている
定期的に企画展が催されている
館内の蔵書の展示
館内の蔵書の展示
書斎の再現
書斎の再現
隣接の静聴(せいちょう)カフェ
隣接の静聴(せいちょう)カフェ

小さな記念館「森鴎外旧居」は懐かしい日本家屋

 明治・大正時代の文豪で陸軍軍医・官僚でもあった森鴎外。
医学博士で文学博士という稀有の才能の持ち主でした。

 森鴎外は陸軍第12師団軍医部長として37歳で小倉に赴任し、約3年間をここで過ごしました。

その時に居住したのが森鴎外旧居です。名訳といわれるアンデルセンの「即興詩人」やクラウゼヴィッツの「戦論」は、この家で翻訳したものです。

 家屋は1897年頃に建てられた木造瓦葺き、六間からなる平屋建て。
森鴎外は、ここに1899年6月から1900年12月まで暮らしていました。

 現在の旧居の中は小さな文学館といった雰囲気で、座敷に上がって中を見学することができます。

通り土間はちょっとした展示室となっており、森家の家系図や森鴎外の年表が飾られています。
著作や関連書なども並び、その歴史と功績を音声ガイダンスによって紹介されているので聞いてみましょう。
その奥には、2階の屋根裏に上がるための懐かしい吊り階段も見ることができます。
森鴎外は、主に八畳の座敷と四畳半の小座敷を使用していたようで、そこから望む庭には小倉三部作と呼ばれる「鶏」の中に描写されている百日紅と夾竹桃が当時のまま残されています。

[観覧料] 無料
[休館日] 毎週月曜日,祝日、年末年始
[公開時間] 10:00〜16:30
記念館全景
記念館全景
土間は展示コーナー
土間は展示コーナー
ビルに囲まれた記念館
ビルに囲まれた記念館
庭には鴎外の銅像が建てられている
庭には鴎外の銅像が建てられている

興味深いトイレの歴史が分かる「TOTOミュージアム」

 TOTOといえばトイレ。
小倉に本社を置く日本を代表する企業です。
創立は1917年、日本に下水道が整備される前から水洗便器をはじめとする衛生陶器の製造を行っていました。

 TOTOミュージアムは、創立100周年記念事業として本社の敷地内に設立。水まわりの文化や歴史、進化、TOTOのものづくりに対する思いや姿勢について知ることができる施設です。

 1階はショールームとなっているので2階のミュージアムフロアへ。
TOTOのルーツと歴史を紹介している第一展示室には、1927年に日本で初めて商品化された「サイホンゼット式の腰掛け便器」、アメリカの医療用洗浄便座を一般家庭用に改良して1980年に発売された日本初代の「ウォシュレットG」がガラスケースの中に展示。
どちらも歴史的価値を遺産として認定された建築設備技術遺産です。

 そして、なぜか食器の展示コーナーも。TOTOの前身は東洋陶器。1970年までは衛生陶器だけでなく食器も扱ってたのでした。その他にも、話題になったCMやCMキャラクターを紹介するコーナーがあったり、うんちから出るバイオガスを燃料にして走るというとんでもないバイクが展示されたり、バラエティに富んだ内容です。

 第二展示室では日本の水まわりの歴史を紹介。はるか昔から江戸時代、明治や大正、昭和の初め、戦後から現代、未来へと、トイレ空間を再現した興味深いものです。便器の形の移り変わり、どんどん進化しているトイレに思わず見入ってしまいます。また、トイレだけでなくお風呂や洗面台など水まわりの変化も見ることができます。迎賓館赤坂離宮や旧総理大臣官邸に設置された浴槽と便器の展示もあります。

 第三展示室はグローバルギャラリー。
日本のものとはデザインが異なる海外向けのトイレや、無重力を体験できる浴槽など新鮮なラインナップです。もっと深く知りたい方は、TOTOの歴史やトイレ、公衆衛生についての関連書籍が置いてあるライブラリーへどうぞ。
フロアを歩いていると、休憩用のベンチが便器の形になっていたりするのでお見逃しなく。
もちろんミュージアムショップも併設。
ミニチュアの便器やトイレの形をした貯金箱、トイレ川柳が印刷された面白トイレットペーパーなど、楽しいグッズが手に入ります。

ミュージアム外観
ミュージアム外観
2Fミュージアムフロア
2Fミュージアムフロア

第一交通タクシーの故郷「第一交通産業記念館」

 第一交通産業は小倉生まれ。1960年にタクシー5台からスタートしました。
第一交通産業記念館は、足立山麓の緑に囲まれた森林公園のすぐ近く、創業者・黒土始会長の自宅敷地の一部を改修して2018年にオープン。
明日の快適生活環境を創造してきた企業の歴史と歩み、創業者の経営理念を紹介しています。

 主展示室は、第一交通産業のあゆみや交通事業関連の書籍、全国34都道府県に広がるネットワークなどを紹介。さらに第一交通産業の組織的側面を解説、タクシー事業をはじめとする交通関連事業や不動産関連事業、介護・医療事業などをパネルにして展示しています。

 和室展示室には、創業当初から社業の発展に尽力した黒土始会長の足跡をたどる資料館となっています。また、回廊展示や応接室展示コーナーでは、第一交通産業と地域社会とのつながりを紹介しています。

 敷地内には「第一協和院」も建立。第一交通産業グループが今日まで社業を発展できたことへの感謝を意を表し、創業者精神企業理念を後世に伝え残すために3つの拝殿を配した別館です。

第壱殿には佐賀県三養基郡基山町にある中山身後正宗大本山龍興徳寺から分祀された波切身代不動尊が祀られ、第参殿にはお釈迦様が祀られています。

また第弐殿には「努力は天才に勝る」を座右の銘とした創業者の胸像が祀られています。

※見学は予約制となっております。
[お問合せ] 第一交通産業株式会社 総務部
Tel. 093-811-8811
記念館玄関
記念館玄関
発祥之地の記念碑
発祥之地の記念碑
主展示室全景
主展示室全景
全国のタクシー天井灯
全国のタクシー天井灯
和室展示室
和室展示室
創業者・黒土 始の功績を記したパネル
創業者・黒土 始の功績を記したパネル
会社の足跡が記された写真パネル
会社の足跡が記された写真パネル
第一協和院 第弐殿
第一協和院 第弐殿
TOPへ