沖縄

沖縄

01 琉球文化体験ツアー

[那覇市内発着]
  • ●小型車タクシー(最大4名乗車)JPY13,400
  • ●ジャンボタクシー(最大6〜9名乗車)JPY19,500
  • ●アルファードハイヤー(最大6名乗車)JPY24,640

4時間

植物染料と顔料を併用した南国らしい鮮やかな染物・琉球紅型の工房を訪れた後は、沖縄空手会館へ。空手発祥の地で古武道・伝統空手を見学します。最後に訪れるのは沖縄の酒・泡盛の手造り工場。沖縄独自の文化にあれこれ触れられる欲ばり体験コースです。

首里琉染(しゅりりゅうせん)

沖縄に古くから伝わる染色の伝統工芸「琉球紅型」は日本を代表する染物です。紅型は、琉球王府や首里を中心に、婦人の礼装や神事に関わる古式の服装として摺り込みの手法で染められたのが始まり。その後、14~15世紀に中国や東南アジアとの海外交易によって染色技法が伝わり、更に京都友禅の影響を受けながら沖縄独自の紅型が確立していきます。そうして琉球王府の保護のもと、“東洋花布”として中国の市場では貴重な交易品となりました。第二次世界大戦で壊滅的な打撃を受けましたが、戦後に保存会等が結成され、復興・振興がすすめられました。今も楽園を思わせる南国特有の華やかで大胆な配色は、日本だけでなく世界的にもファンの多い染物です。
ちなみに伝統的な紅型は、ルクジュー(豆腐を乾燥させた油に漬けて保存しておく型彫りの下敷き)の上で突き彫りされた型紙を使い、布の上に型を置き、柄の部分に顔料を手挿しします。植物染料だけでなく顔料を使用するのも紅型ならではです。現在は、生地に型紙をのせてヘラで防染糊を引く“型染”と、糊筒に防染糊を入れて下絵に沿って糊を引く“筒引き”の2種類の技法で染めています。

「首里琉染」は、戦後の紅型復興に大きく寄与した染色作家であり古代染めの研究者である山岡古都氏によって創業された紅型工房・ショップです。紅型染め体験では、3種類の模様の麻生地からお好みを選び、筆を使って色を染めていきます。染めあげた生地はご自宅で最終工程の“水洗い”と“色止め”を行なって完成(簡単な作業です)。フレームに入れると自分の作品として飾ることができます。また、首里琉染ではオリジナルのサンゴ染め体験も実施。化石になったサンゴの断面を利用し、Tシャツや風呂敷、トートバッグといったアイテムから生地を選んで染めあげていきます。どちらも旅の思い出&お土産になる貴重な体験です。
また、首里琉染には、着物や帯といった伝統的な商品はもちろん、Tシャツやスカーフ、クッションカバーやタペストリー、手拭いやバッグなど、ファッションアイテムからインテリア小物までバラエティに富んだ商品を販売しています。

シーサーがお出迎えの入口
シーサーがお出迎えの入口
色鮮やかな染物が並ぶ店内
色鮮やかな染物が並ぶ店内
おしゃれなバッグやスカーフ
おしゃれなバッグやスカーフ
サンゴで色付けする「サンゴ染め」
サンゴで色付けする「サンゴ染め」
体験中の楽しそうな親子
体験中の楽しそうな親子

沖縄空手会館

世界中に愛好家がいる「空手」は、沖縄が発祥地。空手は、14世紀頃に中国から伝わった拳法と琉球古来の武術「手」が融合して生まれたとされています。
豊見城城城址公園内にある「沖縄空手会館」は、沖縄伝統空手を文化遺産として保存・継承・発展させるため、2017年に開館しました。伝統空手の神髄を学ぶことができるのはもちろん、“空手発祥の地・沖縄”を国内外に発信するため、空手未経験者や観光客も楽しめる施設となっています。
施設内には、経験者の昇段試験や演武などが行なわれる赤瓦の特別道場、競技コート4面を配した道場、空手のトレーニングを行なう鍛練室、セミナーなどの座学を行なう研修室があります。また、沖縄空手に関する資料が展示され、空手の映像シアターや体験コーナーがある資料室(有料)もあるので、空手に興味のある方はぜひどうぞ。さらにオリジナルグッズなどを販売しているショップ、飲食コーナーもあるので、ゆっくり楽しめます。

※休館/水曜日
※資料室観覧料/大人310円

豊見城の高台に位置する会館全景
豊見城の高台に位置する会館全景
道場内の練習風景
道場内の練習風景
未経験者や観光客も参加できる体験教室
未経験者や観光客も参加できる体験教室
映像などで歴史を知る事ができる資料館
映像などで歴史を知る事ができる資料館

くぅーすの杜 忠孝蔵

那覇空港から車で約10分の場所にある「くぅーすの杜 忠孝蔵」は、泡盛鑑評会でも最多受賞クラスの人気泡盛メーカー忠孝酒造の製造工場・貯蔵庫・ショップを有する施設です。食事との相性抜群の泡盛「古酒 忠孝」をはじめ、マンゴー果実酵母仕込みの忠孝原酒「三年古酒」や手間ひまかけた麹を使ったフルーティーな泡盛「忠孝よっかこうじ」など、人気銘柄を多数抱えています。
沖縄らしい赤瓦の建物内には、一点物の古酒甕や多彩な泡盛が購入できるショップ、客の泡盛を預かる地下貯蔵庫、ギャラリー、手造り工場が並んでいます。敷地内にある沖縄の木造建築としては首里城に次ぐスケールの木造古酒蔵は、25,000本貯蔵(一升瓶換算)のタンクが18本、合計45万本分の古酒と5升甕、一斗甕が合計約800個が並ぶ圧巻の風景。クラシックをBGMに木と古酒の香りに包まれます。

ここでの酒蔵見学は、泡盛の製造工程や他のお酒との違いなどを知ることができるビデオ紹介からスタート。そして手造り泡盛工場・古酒甕を作る陶器工場・地下貯蔵庫と木造古酒蔵を見学します。見学後は、忠孝酒造の泡盛全種類が自由に試飲できるという嬉しい飲み比べ付き。また、ここでしか購入できない限定酒などが購入できるショッピングタイムもお楽しみの一つです。

忠孝蔵外観全景
忠孝蔵外観全景
手づくり風景も見学できる
手づくり風景も見学できる
工場内の案内風景
工場内の案内風景
試飲コーナー/バーカウンター
試飲コーナー/バーカウンター
TOPへ