
沖縄
04 北部絶景巡りとオリオンビール
- ●小型車タクシー(最大4名乗車)JPY25,100
- ●ジャンボタクシー(最大6〜9名乗車)JPY37,300
- ●アルファードハイヤー(最大6名乗車)JPY43,120
7時間
陽射しに木の葉がきらめくフクギ並木、万里の長城を思わせる世界遺産登録の今帰仁城跡、エメラルドグリーンの海の上を一直線に伸びる古宇利大橋へ。本島北部の表情豊かな絶景ポイントを巡った後は、沖縄を代表するオリオンビール工場で見学&乾杯です。
備瀬のフクギ並木
人気観光スポットの沖縄美ら海水族館のすぐ近く、備瀬の海岸沿いにあるのが「備瀬のフクギ並木」です。約2万本ものフクギが立ち並び、中には樹齢300年を超える古木もあります。フクギは古くから防風林として用いられ、海の近くの集落の周囲に多く植えられており、この備瀬地区の風景は台風の多い沖縄らしい風景でもあります。
フクギは漢字で“福木”と書くことから幸福を招く木とも言われており、フクギ並木は沖縄パワースポットとしても知られています。フクギ並木の散策は森林浴コースとして人気があり、木陰の間を歩くだけでリフレッシュすることができます。早朝の澄んだ空気に木の葉がきらめく昼間、夕日が沈む頃など、時間帯によって異なる景色を楽しむことができるのも魅力です。また散歩だけでなく、レンタサイクルや水牛車での散策も楽しむことができます。
今帰仁城跡
14世紀頃の沖縄本島は、北部地域を北山、中部地域を中山、南部地域を南山が支配し、三大勢力が争うグスク時代で“三山鼎立の時代”と言われています。「今帰仁城」は、琉球が中山に統一される前の三山鼎立の時代には北山の居城で、中山統一後には琉球王府から派遣された監守という役人の居城でした。
今帰仁城の広さは約4ヘクタール、首里城に匹敵する敷地面積を誇っています。万里の長城のような城壁は全長1.5km、海と城壁を望む絶景が大人気で、“琉球王国のグスク及び関連遺産群”として世界遺産登録されているグスク跡です。
今帰仁城の城壁は、なだらかな傾斜面を利用して幾重にも連鎖的に連なり、古期石灰岩で堅牢に築かれています。城壁の外側に一定の間隔をあけながら突出部をつくることで、城に迫る敵を攻撃できるよう工夫されています。また城壁がグスクの周囲に流れる志慶真川沿いにそびえ立っていたことから難攻不落と言われていました。
今帰仁城跡の入口である本門・平郎門は昭和37年(1962年)に修復されたもの。そこをくぐると正殿(主郭)へと続く石畳道と石階段があります。753段の石階段は1960年に整備されたものです。階段を登り切ると、政治・宗教儀式が行なわれていたと考えられる大庭へ。この大庭を取り囲むように、正殿、南殿、北殿があったとされています。
北殿跡の一番高い場所が、“御内原(うーちばる)”。女官部屋があったとされ、城内で最も重要な御獄(うたき/聖地)があります。御内原の北側は今帰仁城跡の城壁のほぼ全てを望め、さらには国頭の山並みや離島まで眺めることができ、今帰仁城跡イチオシの絶景ポイントです。もちろんその他にも、かつて乗馬訓練が行なわれていたという“大隅(うーしみ)”や、正殿から裏手の志慶真門郭へ降りる途中に見ることができる城壁と海を望む風景など、絶景は点在するので時間が許すならぜひ散策をお楽しみください。
※入場料/大人400円
古宇利大橋
沖縄本島北部の今帰仁村にある古宇利島は、透明度抜群の沖縄屈指の海が広がる島として知られています。その島へ渡る橋として平成17年(2005年)に開通したのが全長約2kmの「古宇利大橋」です。橋の両側はもちろんエメラルドブルーの海、まるで海の上を走っているような感覚が楽しめる沖縄を代表する絶景スポットです。 古宇利島側の橋の付け根にあるビーチも美しく、4月から10月上旬までは海水浴も楽しめます。“古宇利島ふれあい広場”という施設もあり、シュノーケルやパラソルなどビーチ用品をレンタルすることができます。売店や食堂、トイレやシャワーもあるのでひと休みに利用できます。また、2つの岩が重なりハートの形に見える“ハートロック”が見られるのはティーヌ浜、縁結びのスポットとしてカップルに大人気です。
古宇利島は、半径約1km・周囲約8kmの小さな島。日本版アダムとイブともいえる人類創世神話が残り、沖縄らしい古民家の集落やサトウキビ畑など素朴な沖縄の風景を見ることができます。島の小高い丘にあるアマジャフバル農村公園から望む景色も絶景です。島内には景色の素晴らしいカフェが点在するので、ゆったりティータイムを過ごすのもおすすめです。島には手つかずの天然のビーチが多く、シュノーケリングや海水浴も楽しめますが、ゴミの持ち帰りなどマナーを守って楽しみましょう。
古宇利島オーシャンタワー
古宇利島の高台に位置する「古宇利島オーシャンタワー」は、2013年にオープンした展望台を持つ複合施設。海抜82mの屋上からは、古宇利大橋と美しい海が一望できます。施設入口から白亜のタワーまでは、亜熱帯植物が並ぶ南国ムードたっぷりの庭園の中を自動運転カート(約8分)で向かいます。
タワーは、1階が古宇利島の歴史が展示されている古宇利島資料館、2・3階が屋内展望フロア、屋上がオーシャンデッキとなっています。屋内展望フロアの窓枠から見る景色は、まるで絵画のよう。開放感たっぷりのオーシャンデッキから望む空と海の大パノラマも格別です。
また施設内には、世界各地から集めた1万点以上の貝が並ぶシェルミュージアムも。貝で作られたアクセサリーや食器、シェルランプなどを販売するショップやシェルを使ったアクセサリー作りの体験教室があります。さらにアジアンリゾートな空間でピッツァや限定スイーツが楽しめるカフェ、ゆったりとした贅沢な空間で石垣和牛や島豚アグーなど沖縄食材が楽しめるレストランでは、美しい景色とおいしい食事の両方が楽しめます。古宇利島でしか手に入らないオリジナルスイーツや雑貨、ワイン、コスメなどが並ぶショップもあるのでお土産には困りません。ショップの入口にあるパーラーの、南瓜やスイカ、紅芋ジェラートなどを使った本格ジェラートはぜひお試しください。
※入場料/大人800円
オリオンハッピーパーク
沖縄のビールと言えばオリオンビール。観光の途中にみんなでビールをググッと。タクシー観光ならではの楽しみ方の1つです。
ビール工場見学ができるのが観光スポットとしても人気の高い「オリオンハッピーパーク」です。
工場見学は、原料となる麦芽やホップを知ることからスタート。仕込みから発酵・熟成、ろ過、詰めまでの工程を、順を追って見学します。見学後は、お楽しみの試飲タイム。併設するオリオンビール園の店内で、1人2杯まで出来立てのオリオン生ビールが味わえます。飲めない方にはソフトドリンクもあるので安心です。
オリオンビール園“やんばるの森”は、出来立てのビールと沖縄の食材を使った料理が楽しめるビアホール。メニューもバラエティに富んでいるので、試飲だけではもの足りないという方はどうぞ。また他にも、昭和40年代のお店を再現してオリオンビールの歴史展示を行っているギャラリー、オリジナルグッズなど地元のお土産を豊富に取り揃えているショップも併設しています。
※要予約